2021年10月30日
CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
気づけば10月も終わり、いよいよ年の瀬に近づいて参りました。
皆様いかがお過ごしでしょう。
今宵は前回、前々回に引き続き三連続となるオールドウェスト・S&Wリボルバーの紹介となります。
それがこちら、CAW製 S&W MODEL3 スコフィールドです。

(S&Wにおいて)MODEL3とは‟大型”拳銃という位置付けであり、その中でも複数のバリエーションがありますが、今回ご紹介する「スコフィールド・モデル」は.45口径のものとなります。






実銃寸法を完璧に再現したCAW製品のキチンとした作りは言うに及ばず、前所有者が綺麗なブルーイングを施してくれているので大変素晴らしい逸品となっています。
後述しますが非常に破損しやすい箇所があり、さらに金型が失われて再生産ができないので今となっては非常に貴重なモデルガンとなりますね。


本銃の魅力の一つであるトップブレイク機構も当然再現されています。
本銃はかの有名なコルトSAAとのトライアルに敗れ(?)米軍制式採用には至りませんでしたが、この迅速な排莢/装填は当時としても大変魅力的なものだったらしく、西部では無法者や保安官に愛用されることも多かったとされます。

唯一実銃と違う箇所であるといっても過言ではない刻印部分。本来は不自然に空いたスペースに「SMITH & WESSON SPRINGFILD」と入るのですが、直接S&W社と交渉をするもNGを出されてしまったためこのようなカタチになっているようです。
ただ、嘘か誠かその際に参考としてサンプル品を送ったところS&W社から「大変よくできている!!」とのコメントを頂いたとのことで、(世辞が多少あったにしても)本モデルガンはかなりの完成度だと言えるのではないでしょうか。

本モデルの異常な完成度の筆頭として語られることの多い0.1㎜の隙間も生じないキッチリ嵌ったサイドプレート。これはブルーイングされており色味が違うのでまだ分かりますが、新品の状態だとまさか別パーツとは思えないでしょう。

リアサイトを兼ねたラッチと、フレームからフロントサイトまで続くバレルのリブも大変シャープに造形されており、精悍かつスマートな印象を受けます。

本銃唯一かつ最大にして最も致命的な欠点が、グリップフレームの脆弱性です。
(CAWには良くあることですが)実銃と同じテンションのとても強いハンマースプリングが組み込まれており、HW材のグリップフレームが耐え切れず破断してしまうのです。HW材なので補修のしようがほとんどなく、且つSAAと違いフレームが全て一体となっているためそこだけ交換するということもできません。
自分のモノも入手した時点でフレームが歪み始めていました。(グリップとフレームラインが合っておらず、不自然に飛び出ているのが分かります。)

なので、実銃に近いフィーリングは捨て、延命措置として弱いスプリングに換装してしまいました。都合よく使える同寸法のハンマースプリングを探し出すのに少し苦労しましたが、これだけで‟自壊しないスコフィールド”になるのなら計り知れない価値があります。
加えて、木製のインナーシャーシも自作して激発の衝撃を木部全体で受けることで、フレームに掛かる負荷を少しでも軽減しようという野心的な構造にしてあります。正直これは効果があるか知りませんが・・・
なお、本銃で反省したのか後に出てきたニューモデルアーミーでは、グリップフレーム内にキチっとしたダイキャスト製のインナーシャーシが組み込まれて自壊の可能性がかなり低減されています。それでも過剰としか言いようのない実銃準拠のスプリングが組み込まれていますが


最後に、これまでに集めたオールドウェスト・S&Wリボルバーを並べてみます。
MODEL2、およびセイフティ・ハンマーレスが如何にコンパクトで、逆にMODEL3が力強いスタイルかよく分かりますね。
少なくとも日本の遊戯銃業界ではコルトばかりが持て囃される傾向にありますが(ド偏見)、個人的にはレミントンやS&Wの方が遥かに好みなので、こうやって揃えることができるのは大変喜ばしいことだと思います。

さて、如何でしたでしょうか。古いS&Wリボルバーの魅力が伝わったなら嬉しいところです。
実は中折れ式のリボルバー自体が好きなので、今後も積極的に蒐集を重ねていけたらと思います。
それでは。今回はこの辺で。
【今回比較で登場したS&Wリボルバーの紹介記事】
・Pocket’s Gunsmithing製 S&W .32 セイフティ・ハンマーレス “バイシクル・モデル”
・マルシン製 S&W MODEL 2 ARMY ニッケルシルバーモデル
皆様いかがお過ごしでしょう。
今宵は前回、前々回に引き続き三連続となるオールドウェスト・S&Wリボルバーの紹介となります。
それがこちら、CAW製 S&W MODEL3 スコフィールドです。

(S&Wにおいて)MODEL3とは‟大型”拳銃という位置付けであり、その中でも複数のバリエーションがありますが、今回ご紹介する「スコフィールド・モデル」は.45口径のものとなります。






実銃寸法を完璧に再現したCAW製品のキチンとした作りは言うに及ばず、前所有者が綺麗なブルーイングを施してくれているので大変素晴らしい逸品となっています。
後述しますが非常に破損しやすい箇所があり、さらに金型が失われて再生産ができないので今となっては非常に貴重なモデルガンとなりますね。


本銃の魅力の一つであるトップブレイク機構も当然再現されています。
本銃はかの有名なコルトSAAとのトライアルに敗れ(?)米軍制式採用には至りませんでしたが、この迅速な排莢/装填は当時としても大変魅力的なものだったらしく、西部では無法者や保安官に愛用されることも多かったとされます。

唯一実銃と違う箇所であるといっても過言ではない刻印部分。本来は不自然に空いたスペースに「SMITH & WESSON SPRINGFILD」と入るのですが、直接S&W社と交渉をするもNGを出されてしまったためこのようなカタチになっているようです。
ただ、嘘か誠かその際に参考としてサンプル品を送ったところS&W社から「大変よくできている!!」とのコメントを頂いたとのことで、(世辞が多少あったにしても)本モデルガンはかなりの完成度だと言えるのではないでしょうか。

本モデルの異常な完成度の筆頭として語られることの多い0.1㎜の隙間も生じないキッチリ嵌ったサイドプレート。これはブルーイングされており色味が違うのでまだ分かりますが、新品の状態だとまさか別パーツとは思えないでしょう。

リアサイトを兼ねたラッチと、フレームからフロントサイトまで続くバレルのリブも大変シャープに造形されており、精悍かつスマートな印象を受けます。

本銃唯一かつ最大にして最も致命的な欠点が、グリップフレームの脆弱性です。
(CAWには良くあることですが)実銃と同じテンションのとても強いハンマースプリングが組み込まれており、HW材のグリップフレームが耐え切れず破断してしまうのです。HW材なので補修のしようがほとんどなく、且つSAAと違いフレームが全て一体となっているためそこだけ交換するということもできません。
自分のモノも入手した時点でフレームが歪み始めていました。(グリップとフレームラインが合っておらず、不自然に飛び出ているのが分かります。)

なので、実銃に近いフィーリングは捨て、延命措置として弱いスプリングに換装してしまいました。都合よく使える同寸法のハンマースプリングを探し出すのに少し苦労しましたが、これだけで‟自壊しないスコフィールド”になるのなら計り知れない価値があります。
加えて、木製のインナーシャーシも自作して激発の衝撃を木部全体で受けることで、フレームに掛かる負荷を少しでも軽減しようという野心的な構造にしてあります。
なお、


最後に、これまでに集めたオールドウェスト・S&Wリボルバーを並べてみます。
MODEL2、およびセイフティ・ハンマーレスが如何にコンパクトで、逆にMODEL3が力強いスタイルかよく分かりますね。
少なくとも日本の遊戯銃業界ではコルトばかりが持て囃される傾向にありますが(ド偏見)、個人的にはレミントンやS&Wの方が遥かに好みなので、こうやって揃えることができるのは大変喜ばしいことだと思います。

さて、如何でしたでしょうか。古いS&Wリボルバーの魅力が伝わったなら嬉しいところです。
実は中折れ式のリボルバー自体が好きなので、今後も積極的に蒐集を重ねていけたらと思います。
それでは。今回はこの辺で。
【今回比較で登場したS&Wリボルバーの紹介記事】
・Pocket’s Gunsmithing製 S&W .32 セイフティ・ハンマーレス “バイシクル・モデル”
・マルシン製 S&W MODEL 2 ARMY ニッケルシルバーモデル
2021年10月10日
マルシン製 S&W MODEL 2 ARMY ニッケルシルバーモデル
さて、すっかり秋の気候じみてきましたね。
今回はマルシンから発売されているオールドウェストの回転式拳銃の紹介になります。
こちら、S&W MODEL 2 ARMY です。



見ての通り落ち着いた感じの鈍く輝くニッケルメッキが施されており、実に渋い雰囲気ですね。
.32口径リムファイア弾を利用する6連発拳銃で、S&W社はARMYと称してはいましたが威力の不足(ご存じの通りコルト社やレミントン社は.44口径を“ARMY”モデルとしていました。)から軍には大々的には採用されなかったようです。
ただ、そのコンパクトさから将兵を問わず個人的なバックアップ・ガンとして大層人気があったようで、南北戦争中には広く使用されていたとされています。


トリガーガードのない設計も相まって、ポケットリボルバーのような印象を受けます。(実際そういう運用をされてたみたいですが)
オクタゴンバレルの上に渡されたリブなんかは、現代のS&Wリボルバーへつながる血統を感じられる気がしますが、如何でしょう?


この銃の特徴として、バレルが上方向にブレイクし、シリンダーごと取り外して装填、排莢を行うスタイルであることが挙げられます。
現在ではありえないかもしれませんが、黎明期の金属薬莢式リボルバーらしさがあり個人的には好きですね。

また、特にモデルガンでは、バレルと機関部をつなぐこの小さなヒンジの部分がとにかく脆弱でウィークポイントなのですが、このモデルはABS+メッキということで摩耗や衝撃に多少は耐えてくれるのではないかと思います。(HW材では補修も効かないのでスグに摩耗でガタツキが来るらしく、あまり動作に向かないようです)
なお、マルシンは商業戦略(?)としてラインナップしているモデル2アーミーを「坂本龍馬の銃」と総称していますが、実際に坂本龍馬がシルバーメッキのモデルを使ったかどうかは定かではありませんね・・・。

ともあれ、組み立てキットであれば価格もそこそこリーズナブルであるため、南北戦争頃の格好を目指す上では大変ありがたい製品なのではないでしょうか。
それでは、今回はこの辺で。
今回はマルシンから発売されているオールドウェストの回転式拳銃の紹介になります。
こちら、S&W MODEL 2 ARMY です。



見ての通り落ち着いた感じの鈍く輝くニッケルメッキが施されており、実に渋い雰囲気ですね。
.32口径リムファイア弾を利用する6連発拳銃で、S&W社はARMYと称してはいましたが威力の不足(ご存じの通りコルト社やレミントン社は.44口径を“ARMY”モデルとしていました。)から軍には大々的には採用されなかったようです。
ただ、そのコンパクトさから将兵を問わず個人的なバックアップ・ガンとして大層人気があったようで、南北戦争中には広く使用されていたとされています。


トリガーガードのない設計も相まって、ポケットリボルバーのような印象を受けます。
オクタゴンバレルの上に渡されたリブなんかは、現代のS&Wリボルバーへつながる血統を感じられる気がしますが、如何でしょう?


この銃の特徴として、バレルが上方向にブレイクし、シリンダーごと取り外して装填、排莢を行うスタイルであることが挙げられます。
現在ではありえないかもしれませんが、黎明期の金属薬莢式リボルバーらしさがあり個人的には好きですね。

また、特にモデルガンでは、バレルと機関部をつなぐこの小さなヒンジの部分がとにかく脆弱でウィークポイントなのですが、このモデルはABS+メッキということで摩耗や衝撃に多少は耐えてくれるのではないかと思います。(HW材では補修も効かないのでスグに摩耗でガタツキが来るらしく、あまり動作に向かないようです)
なお、マルシンは商業戦略(?)としてラインナップしているモデル2アーミーを「坂本龍馬の銃」と総称していますが、実際に坂本龍馬がシルバーメッキのモデルを使ったかどうかは定かではありませんね・・・。

ともあれ、組み立てキットであれば価格もそこそこリーズナブルであるため、南北戦争頃の格好を目指す上では大変ありがたい製品なのではないでしょうか。
それでは、今回はこの辺で。
2021年09月25日
Pocket’s Gunsmithing製 S&W .32 セイフティ・ハンマーレス “バイシクル・モデル”
さて、今回は先日(9/23)のVショーでついに手に入れた新たなオールドウェストのポケットリボルバーを紹介させていただきます。
こちら、Pocket’s Gunsmithing(https://twitter.com/PocketPistolPTY?s=20)製、S&W .32 セイフティ・ハンマーレスです。







如何でしょうこのクラシカルながらお洒落な雰囲気。長らく待っていた甲斐がありました。
シャープな造形で小粒ながらメリハリの効いたオールドS&Wリボルバーの魅力が見事に再現されています。
また強度との兼ね合いもある中でトリガーとグリップセーフティー、ブレイクオープン機構までが稼働再現されています。
当時の例に漏れず本銃にも口径や銃身長、細部の違いといった多数のバリエーションが存在するのですが、今回モデルアップされたのは1stモデル、.32口径、2インチバレルのものです。「バイシクル・モデル」とも俗称されるようですね。



本製品はレジンキャスト製で素組みでの販売でしたので、こちらでキャロムショットのブルースチールで塗装後、ダミー弾頭及び.32CF薬莢を自作し組み込んであります。ちょっとしたひと手間でディスプレイモデルとしての“完成度”がぐっと上がりますね。
また、本作はこだわりを持った個人製作品ということで、メーカー品では割愛されかねない刻印の再現もキチンとなされています。

まずはバレルトップに「■MILCH(?) & POCKET SPRINGFIELD MASS 20.77 DEC.18.77 MAY 11. 80 SEPT 11.83. DC」と0.5㎜ほどの極小文字での2行刻印

グリップ底部に「13247」のシリアルナンバー(?)

シリンダーにも同様に「13247」

フレームのラッチ裏にも「13」「247」と2ヵ所に分かれて刻印
自分は本銃の資料を持ち合わせてないので分かりませんが、この番号を辿れば製造年などが分かるかと思います。(ご存じの方おられましたらご教授ください)
個人的にはこういう再現があると全体がグッと引き締まって見えるので大変嬉しいですね。




最後に、同じく開拓時代大人気だったポケットリボルバーであるブリティッシュ・ブルドッグと比較してみます。口径が全く異なる上にDENIXなので寸法が正しい保証もないですが、やはりハンマーレスは華奢な印象を受けますね。
おそらく今後遊戯銃メーカーがモデルアップする可能性が非常に低いと考えられますので、そういう意味でも大変意義深い一丁だと思います。

如何でしたでしょうか、こだわりが詰まった至極の一丁だということが少しでも伝わったなら嬉しいところです。
それでは、今回はこの辺で。
こちら、Pocket’s Gunsmithing(https://twitter.com/PocketPistolPTY?s=20)製、S&W .32 セイフティ・ハンマーレスです。







如何でしょうこのクラシカルながらお洒落な雰囲気。長らく待っていた甲斐がありました。
シャープな造形で小粒ながらメリハリの効いたオールドS&Wリボルバーの魅力が見事に再現されています。
また強度との兼ね合いもある中でトリガーとグリップセーフティー、ブレイクオープン機構までが稼働再現されています。
当時の例に漏れず本銃にも口径や銃身長、細部の違いといった多数のバリエーションが存在するのですが、今回モデルアップされたのは1stモデル、.32口径、2インチバレルのものです。「バイシクル・モデル」とも俗称されるようですね。



本製品はレジンキャスト製で素組みでの販売でしたので、こちらでキャロムショットのブルースチールで塗装後、ダミー弾頭及び.32CF薬莢を自作し組み込んであります。ちょっとしたひと手間でディスプレイモデルとしての“完成度”がぐっと上がりますね。
また、本作はこだわりを持った個人製作品ということで、メーカー品では割愛されかねない刻印の再現もキチンとなされています。

まずはバレルトップに「■MILCH(?) & POCKET SPRINGFIELD MASS 20.77 DEC.18.77 MAY 11. 80 SEPT 11.83. DC」と0.5㎜ほどの極小文字での2行刻印

グリップ底部に「13247」のシリアルナンバー(?)

シリンダーにも同様に「13247」

フレームのラッチ裏にも「13」「247」と2ヵ所に分かれて刻印
自分は本銃の資料を持ち合わせてないので分かりませんが、この番号を辿れば製造年などが分かるかと思います。
個人的にはこういう再現があると全体がグッと引き締まって見えるので大変嬉しいですね。




最後に、同じく開拓時代大人気だったポケットリボルバーであるブリティッシュ・ブルドッグと比較してみます。口径が全く異なる上にDENIXなので寸法が正しい保証もないですが、やはりハンマーレスは華奢な印象を受けますね。
おそらく今後遊戯銃メーカーがモデルアップする可能性が非常に低いと考えられますので、そういう意味でも大変意義深い一丁だと思います。

如何でしたでしょうか、こだわりが詰まった至極の一丁だということが少しでも伝わったなら嬉しいところです。
それでは、今回はこの辺で。
2021年09月19日
タナカ製 S&W M10 Military & Police スチールフィニッシュ
今回は本ブログ初のS&Wリボルバーの紹介になります。
タナカ製ガスガン、M10 Military & Police スチールフィニッシュです。





これまた非常に有名な名銃で、1899年に登場してから改良を重ねつつ現在まで使用されている傑作回転式拳銃となります。
これは38スペシャルを使用する4インチバレルの戦後型で、スチールフィニッシュのおかげで大変素晴らしい質感を醸し出しています。
画像なのでお伝え出来ませんが、S&Wの素晴らしいDAメカが完璧に再現されており非常にカッチリした確実な動作を楽しめます。タナカのリボルバーに掛ける情熱の賜物ですかね。
また、グリップは実物のサービスサイズに換装しています。この方がクラシカルなスタイルになって個人的には好みです。



事実上のライバル(?)であろうコルト社のポリス・ポジティブ・スペシャルと並べてみました。コルトの方が若干コンパクトな気もしますが、動作の確実性はS&Wに軍配が上がるかと思います。
やはりクラシカルなDAリボルバーはいいものですね。古式銃とは違った機能美やスタイルに心が躍ります。
さて、今回はこの辺で
それでは。
【ポリス・ポジティブ・スペシャルの記事はこちら】
タナカ製ガスガン、M10 Military & Police スチールフィニッシュです。





これまた非常に有名な名銃で、1899年に登場してから改良を重ねつつ現在まで使用されている傑作回転式拳銃となります。
これは38スペシャルを使用する4インチバレルの戦後型で、スチールフィニッシュのおかげで大変素晴らしい質感を醸し出しています。
画像なのでお伝え出来ませんが、S&Wの素晴らしいDAメカが完璧に再現されており非常にカッチリした確実な動作を楽しめます。タナカのリボルバーに掛ける情熱の賜物ですかね。
また、グリップは実物のサービスサイズに換装しています。この方がクラシカルなスタイルになって個人的には好みです。



事実上のライバル(?)であろうコルト社のポリス・ポジティブ・スペシャルと並べてみました。コルトの方が若干コンパクトな気もしますが、動作の確実性はS&Wに軍配が上がるかと思います。
やはりクラシカルなDAリボルバーはいいものですね。古式銃とは違った機能美やスタイルに心が躍ります。
さて、今回はこの辺で
それでは。
【ポリス・ポジティブ・スペシャルの記事はこちら】
2021年09月11日
タナカ製 コルト ポリス・ポジティブ・スペシャル
本日はクラシカルなコルトのスイングアウト式リボルバーをご紹介します。
こちら、コルト ポリス・ポジティブ・スペシャルです。



コルト・ニューポリスの派生型(?)で、ポジティブ・ロック・セフティを搭載し.38スペシャル弾を使用するベストセラーモデルで、1908年から1985年にかけ75万丁ほど生産されたとされています。
これはキャロムショットのブルースチールで塗装してあります。塗膜が非常に頑強な上、研磨すると渋い青みがかった輝きが得られるのでお勧めです。



エジェクター・ロッドがむき出しで、サービスサイズグリップというオールドなスタイルが大変お洒落で私好みです。
ただ、コルトのDAメカは再現が難しいらしく多少独自機構になっているとはいえタナカのディテクティブ/ポリスポジティブも動作不良が起こるとされています(私のは今のところ快調に作動しますが・・・)
【追記】どうやらタナカのポリスポジティブ/ディテクティブは、モデルガンはコルトメカの再現を目指したために作動不良が起こりますが、ガスガンの方はオリジナルメカにしているので動作軽快とのことみたいです。
亜鉛合金やHW材といった素材の問題なのかコルトの職人芸に遊戯銃が追い付かないのかは知りませんが、キッチリ動くに越したことはないのでDAリボルバーの調整もできるようになりたいですね。
それでは、簡単ですが今回はこの辺で。
またお会いしましょう
【事実上のライバルであるS&W M10の記事はこちら】
こちら、コルト ポリス・ポジティブ・スペシャルです。



コルト・ニューポリスの派生型(?)で、ポジティブ・ロック・セフティを搭載し.38スペシャル弾を使用するベストセラーモデルで、1908年から1985年にかけ75万丁ほど生産されたとされています。
これはキャロムショットのブルースチールで塗装してあります。塗膜が非常に頑強な上、研磨すると渋い青みがかった輝きが得られるのでお勧めです。



エジェクター・ロッドがむき出しで、サービスサイズグリップというオールドなスタイルが大変お洒落で私好みです。
【追記】どうやらタナカのポリスポジティブ/ディテクティブは、モデルガンはコルトメカの再現を目指したために作動不良が起こりますが、ガスガンの方はオリジナルメカにしているので動作軽快とのことみたいです。
亜鉛合金やHW材といった素材の問題なのかコルトの職人芸に遊戯銃が追い付かないのかは知りませんが、キッチリ動くに越したことはないのでDAリボルバーの調整もできるようになりたいですね。
それでは、簡単ですが今回はこの辺で。
またお会いしましょう
【事実上のライバルであるS&W M10の記事はこちら】
2021年09月05日
ZINKI工房製 コルトM1877“ライトニング”用 ショルダーホルスター
さてさて、今夜も前回に引き続き職人にオーダーメイドにて制作いただいた革製品の紹介になります。
こちら、ZINKI工房(https://twitter.com/80ZINKI?s=20)に制作いただいたコルトM1877“ライトニング”用ショルダーホルスターです。




言うまでもないですが左利き用です。M1877用のショルダーホルスターなんぞそもそも市販されていないので、制作いただけるのは大変ありがたいですね。


以前M1877を紹介した際にはお話ししましたが、.38口径のライトニングは.45口径のSAAに比して非常にコンパクトで、ホルスターの流用ができません。(正確には入りはするけど保持ができないという話ですが)
しかしやはりライトニングを手にしたからには、トゥームストーンのドク・ホリディのようにショルダーホルスターでお洒落に運用したいと思いますし、皆さんも同じ気持ちなはずです(決めつけ)



M1877をお持ちの皆さんもきっとホルスター問題でお困りかと思いますので、予算の都合さえつくのなら職人にオーダーしてみてはいかがでしょう?革製品は大切に使えば長持ちするのできっと役に立つかと思います。

昨今の情勢でなかなかサバゲ―やイベント等には行けませんが、これも今後は西部劇系のイベントで活用していきたいと思っています。
というわけで、今回はM1877用のショルダーホルスターの紹介でした。
それでは
こちら、ZINKI工房(https://twitter.com/80ZINKI?s=20)に制作いただいたコルトM1877“ライトニング”用ショルダーホルスターです。




言うまでもないですが左利き用です。M1877用のショルダーホルスターなんぞそもそも市販されていないので、制作いただけるのは大変ありがたいですね。


以前M1877を紹介した際にはお話ししましたが、.38口径のライトニングは.45口径のSAAに比して非常にコンパクトで、ホルスターの流用ができません。(正確には入りはするけど保持ができないという話ですが)
しかしやはりライトニングを手にしたからには、トゥームストーンのドク・ホリディのようにショルダーホルスターでお洒落に運用したいと思いますし、皆さんも同じ気持ちなはずです(決めつけ)



M1877をお持ちの皆さんもきっとホルスター問題でお困りかと思いますので、予算の都合さえつくのなら職人にオーダーしてみてはいかがでしょう?革製品は大切に使えば長持ちするのできっと役に立つかと思います。

昨今の情勢でなかなかサバゲ―やイベント等には行けませんが、これも今後は西部劇系のイベントで活用していきたいと思っています。
というわけで、今回はM1877用のショルダーホルスターの紹介でした。
それでは
2021年09月04日
Jon & Maggy Factory製 左利き用ガンベルト
気づけば銃ばかり掲載するブログになっていましたので、たまには指向を変えて変えてウエスタンに欠かせない革装備の紹介でもしようかと思います。
Jon & Maggy Factory(https://twitter.com/jon_maggy?s=20)様に制作していただいたオールドスタイルのガンベルトになります。


なんだかんだ3年近くは使ってきたのですでにダメージが入っていますが、革製品の素晴らしさは使い込むにつれ出てくる貫禄にこそあると思いますので、そういう意味でも自慢の逸品となります。


非常にしっかりとした丁寧な作りで、個人的には実用に耐えうる理想的な完成度です。やはり革製品というものはオーダーメイドが一番確実なんだと実感させられます。


俗にいう‟クロスドロウ”というスタイルで、二丁の銃を両手で構えるのではなく、利き腕で1丁ずつ使うための構造になります。
まともなガンベルトはこれしか持ってないので毎回サバゲ等でウエスタンの格好をする際には必ず愛用しています。今後も長いことお世話になると思うので、大切に使っていきたいですね。
大多数の方には関係ないと思いますが、ガンベルトってのは左利き用のモノが少ないんです。
大手メーカーの量産型ガンベルトならほんのわずかにラインナップされていますが、正直言ってウエスタンをやる上で非常に大事な個性の塊かつ、命と同様に大切な銃を収めるのにそんなしょうもないガンベルトは使いたくありません。(わがまま)
やはりカネを惜しまず、より良いものを追求していくモチベーションがないと成り立たない趣味だと思います。
とまぁそんなワケで、今回はガンベルトの自慢話でした。
それでは
【追記】Jon & Maggy Factory様に今度は革製ショルダー・ホルスターを制作頂きました。
→Jon & Maggy Factory製 M1917用ショルダーホルスター
Jon & Maggy Factory(https://twitter.com/jon_maggy?s=20)様に制作していただいたオールドスタイルのガンベルトになります。


なんだかんだ3年近くは使ってきたのですでにダメージが入っていますが、革製品の素晴らしさは使い込むにつれ出てくる貫禄にこそあると思いますので、そういう意味でも自慢の逸品となります。


非常にしっかりとした丁寧な作りで、個人的には実用に耐えうる理想的な完成度です。やはり革製品というものはオーダーメイドが一番確実なんだと実感させられます。


俗にいう‟クロスドロウ”というスタイルで、二丁の銃を両手で構えるのではなく、利き腕で1丁ずつ使うための構造になります。
大多数の方には関係ないと思いますが、ガンベルトってのは左利き用のモノが少ないんです。
大手メーカーの量産型ガンベルトならほんのわずかにラインナップされていますが、正直言ってウエスタンをやる上で非常に大事な個性の塊かつ、命と同様に大切な銃を収めるのにそんなしょうもないガンベルトは使いたくありません。(わがまま)
やはりカネを惜しまず、より良いものを追求していくモチベーションがないと成り立たない趣味だと思います。
とまぁそんなワケで、今回はガンベルトの自慢話でした。
それでは
【追記】Jon & Maggy Factory様に今度は革製ショルダー・ホルスターを制作頂きました。
→Jon & Maggy Factory製 M1917用ショルダーホルスター
2021年09月03日
タナカ製 S&W M1917 .455 HE2 4inch スチールジュピターフィニッシュ
突然ですが今日は私が一番好きなDAリボルバーを紹介します。
こちら、M1917 .455 HE2 4inchモデルです。

※ケースは自作です。中々雰囲気に合っていてお洒落になったので満足です。(自画自賛)





個人的には実に均整の取れた完璧なバランスで構成されたリボルバーだと思います。スチールジュピターフィニッシュのおかげで非常に高級感あふれる(?)質感ですね。(実銃を見たことはないですが)
M1917リボルバー は第一次世界大戦での軍の増員に伴い、米軍の拳銃の不足を補うために.45ACPを使用可能なリボルバーとしてコルトとS&Wの二社でそれぞれ生産されたものです。(ややこしいことに同じ名称でも両社のM1917は全くの別物)
今回タナカがモデルアップしているのはS&W社がM1917に先立つ1914年夏ごろ、.44ハンドエジェクターというリボルバーを英軍の.455ウェブリー弾仕様にしたもので、さらにバレルを4inchに短縮したカスタムモデルです。
なぜ実銃とあまり関係のないカスタムをしているのかというと、かの名作インディージョーンズで使用されたプロップカスタムをモチーフにしているからです。



ご存じの通りジョーンズ博士は作品毎に違う銃を使うのですが、これは記念すべき一作目「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」で使用されています。
特に映画とのタイアップ商品というわけでもないようですが、やはり映画の主人公と同じ仕様の銃というのはテンションが上がりますね。
いまさら言わずもがなですが、タナカのリボルバーとメッキは信頼がおけるので非常に満足度が高い逸品だと思います。
それでは
【追記】Jon & Maggy Factory様に本銃用のショルダーホルスターを製作頂きました。
→Jon & Maggy Factory製 M1917用ショルダーホルスター
こちら、M1917 .455 HE2 4inchモデルです。

※ケースは自作です。中々雰囲気に合っていてお洒落になったので満足です。(自画自賛)





個人的には実に均整の取れた完璧なバランスで構成されたリボルバーだと思います。スチールジュピターフィニッシュのおかげで非常に高級感あふれる(?)質感ですね。
M1917リボルバー は第一次世界大戦での軍の増員に伴い、米軍の拳銃の不足を補うために.45ACPを使用可能なリボルバーとしてコルトとS&Wの二社でそれぞれ生産されたものです。(ややこしいことに同じ名称でも両社のM1917は全くの別物)
今回タナカがモデルアップしているのはS&W社がM1917に先立つ1914年夏ごろ、.44ハンドエジェクターというリボルバーを英軍の.455ウェブリー弾仕様にしたもので、さらにバレルを4inchに短縮したカスタムモデルです。
なぜ実銃とあまり関係のないカスタムをしているのかというと、かの名作インディージョーンズで使用されたプロップカスタムをモチーフにしているからです。



ご存じの通りジョーンズ博士は作品毎に違う銃を使うのですが、これは記念すべき一作目「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」で使用されています。
特に映画とのタイアップ商品というわけでもないようですが、やはり映画の主人公と同じ仕様の銃というのはテンションが上がりますね。
いまさら言わずもがなですが、タナカのリボルバーとメッキは信頼がおけるので非常に満足度が高い逸品だと思います。
それでは
【追記】Jon & Maggy Factory様に本銃用のショルダーホルスターを製作頂きました。
→Jon & Maggy Factory製 M1917用ショルダーホルスター
2021年08月28日
カナマル商事 チャーターアームズ ブルドッグ エングレーブモデル
さて、八月も最後の土曜の夜ですね。
カナマル商事のチャーターアームズ・ブルドッグ自体は以前にも紹介しましたが、今回はさらにスペシャルなエングレーブモデルの記事となります。




自分も中古で入手したものなので詳細は不明ですが、彫刻の感じからしてモケイパドックのエングレーブカスタムではないかと推測しています。
サタデーナイトスペシャルに彫刻とは・・・なんて思われるかもしれませんが、実銃にも存在するようですし雰囲気も変わってなかなかに乙なものです。



通常モデルには武骨な格好良さがありますが、エングレーブモデルは優美さが出てまた違ったお洒落さがありますね。
実のところエングレーブが施された銃というのはそんなに好みではないのですが、これに関しては意外性の魅力に負けてつい買ってしまいました。我ながら衝動買いが多すぎて予算管理が下手くそですね・・・。
そんなわけで、ちょっと豪華なサタデーナイトスペシャル(謎コンセプト)の紹介でした。
それではまたお会いしましょう。
カナマル商事のチャーターアームズ・ブルドッグ自体は以前にも紹介しましたが、今回はさらにスペシャルなエングレーブモデルの記事となります。




自分も中古で入手したものなので詳細は不明ですが、彫刻の感じからしてモケイパドックのエングレーブカスタムではないかと推測しています。
サタデーナイトスペシャルに彫刻とは・・・なんて思われるかもしれませんが、実銃にも存在するようですし雰囲気も変わってなかなかに乙なものです。



通常モデルには武骨な格好良さがありますが、エングレーブモデルは優美さが出てまた違ったお洒落さがありますね。
実のところエングレーブが施された銃というのはそんなに好みではないのですが、これに関しては意外性の魅力に負けてつい買ってしまいました。我ながら衝動買いが多すぎて予算管理が下手くそですね・・・。
そんなわけで、ちょっと豪華なサタデーナイトスペシャル(謎コンセプト)の紹介でした。
それではまたお会いしましょう。
2021年08月21日
CAW HWS ニューモデルアーミー モデルガン 比較
さて、遂にCAWとHWSという2社のニューモデルアーミーを比較し、その違いを皆さんに説明させていただく日が来てしまいました。
現状(樹脂製の)モデルガンを発売しているのはこの2社だけなので、今回の記事だけ押さえておけばモデルガンのニューモデルアーミーを「ある程度理解した」と言っても差し支えないでしょう。
最初に誤解なきよう申し上げておくと、この結果を以てどちらのメーカーの方が優れているかという話にしたいわけではありません。実銃からキチっと採寸したCAWの方が出来がいいのは当然で、そもそもHWSはCMC金型を引き継いで来ているので初めから勝負にならないのです。
ただ、ニューモデルアーミー・フリークを自称する身としてはどうしてもキッチリその差を検証し「ぶっちゃけ何が違うのかわからない」「言うて同じでしょ?w」という風潮を払拭していきたいと思うわけです(余計なお世話)
※以前CAW製のニューモデルアーミーを紹介した際にどれだけ完成度が高いかを纏めていますので、お時間のある方は先にそちらを読んでいただくとより理解が深まるかと思います。
それでは早速ですが比較していきましょう。ネットで拾った実銃写真も織り交ぜて説明させていただきますが、実銃も何十万丁と生産される中で形状に変化がみられるため、今回使用する画像のものが絶対というワケではございませんのでご了承ください。

まずは全景から、言うまでもありませんが上がCAW、下がHWSです。
正直もうすでにこの時点で雰囲気が違うんですが、まぁ興味のない方には同じに見えるでしょう。

こちらが実銃です。既にCAWの異常な完成度の高さが分かります。

バレルトップの刻印ですが、CAW(上)は完璧です。HWS(下)は1行目のパテント取得年こそ同じものの、2行目が“NEW MODEL ARMY PERCUSSION REVOLVER. ILION NEWYORK. U.S.A.”、三行目が“MANUFACTURED BY HARTFORD.CO.LTD”と全く異なり自社名が入っています。
リアリティはともかく、雰囲気を崩さず社名を入れようという心遣いは有難いですね。

実銃の刻印です。この“NEW-MODEL”こそが、本銃がニューモデルアーミーの代名詞となっている所以だと思うのですが、実際どうなんでしょう。




CAW(左)の方がハンマーが小ぶりでノーズが細長く、ゲートも凝った造形ですね。HWS(右)はハンマーが太く短く、ゲートも大雑把なただの切り欠きとなっています。
また、CAWのハンマー/トリガースクリューの先端がリベットのように丸まっているのが分かります。HWSのは完全に平坦な普通のネジのカタチです。
また、そもそもフレームの厚みが違います。CAWの方が細くスマートです。



こちらが実銃の写真です。ハンマーノーズが潰れてますが、ゲート形状と共にCAWに近しいことが一目でわかります。
また、スクリュー先端も丸く処理されてますね。

フレーム前部の曲面やローディングレバーの形状も違います。CAW(上)の方がエッジの効いた角部と流れるような曲面とのメリハリが効いていてスマートです。レバー固定ピン先端はここでも丸くなっています。
HWSはレバーの下端がフレームより外側に飛び出ており、ランマー収納部も太く全体的に半端に角ばってしまっているので野暮ったく見えてしまいます。

実銃です。CAWと同じように流麗なラインを描いていますね。


CAW(上)のグリップフレームには見事な造形で隙間なくダイキャストのインナーフレームが組み込まれており、強度の向上と重量増加に役立っています。
HWS(下)はHW材の一体成型ですが、時間経過とともにメイン・スプリングの圧力に負けてグリップフレームが歪んできます。グリップの面が合わないのもそれが原因であり、処置のしようがないので諦めてください。(保管時にスプリングを抜き取れば延命は可能です)

実銃です。CAWにそっくりですが、メインスプリングの分厚さがよくわかります。当時の雷管は信頼性が低く、確実な発火のためにはハンマーの打撃力を高めるしかなかったためで、こんなスプリングテンションではファニング(速射)など不可能だったでしょう。


グリップです。CAW(上)はスクリュー・カラー(ネジ受け)の連れ回り防止形状が良く再現されており、内側にはウエイト兼サブフレームが埋め込まれていてここでも重量増加に貢献しています。ただ、正直グリップに関しては多種多様なものが存在するのでHWS(下)のようなタイプも実在しています。
これに関しては特に甲乙はつけられないかなって感じですね。

参考までに実銃です。これはCAWと同タイプで、角(?)の角度まで瓜二つですね。


CAW(左)はフレーム下部がスマートな形状で、トリガーガードもシャープで隙間なくキチっと収まっています。HWS(左)はやや丸っこい上になぜかトリガーガード・スクリュの径が異様に大きいです。
またCAWはトリガーが太く、HWSは細長くなっています。
ちなみにHWSのトリガーガードはデフォルトだと亜鉛合金にメッキを施したものなのですが、流石に論外なのでちゃんとした真鍮製のモノに換装してあります。

実銃です。CAWと同様に、前方へ向かうにつれ絞られていく細身のフレームとシャープなトリガーガードとなっており、トリガー幅がありますね。

トリガーガードのみを比較してみました。フレームに掛ける爪の部分がCAW(左)は四角く、HWS(右)では丸くなっています。

実銃です。ちゃんと四角いですね。爪の部分の検定印(?)は流石のCAWでも再現されていません。(参考にした個体になかったのかもしれませんが・・・)

トリガーガードを外したところです。CAW(左)はこの部分にもダイキャストのインナーシャーシを採用しています。
フレーム幅の差も一目瞭然ですね。

内部パーツ一式です。CAWが左、HWSが右になります。

ハンマーも全く形状が違いますが、最も大きな違いとしてHWS(右)にはそもそもハンマースプリングとかみ合う後端のハンマーローラーが再現されていません
正直動作に問題はないのですが、なぜオミットされているのかは謎です。
また、フレームの厚みが違うので当然ハンマー・スクリューの長さ(ついでに径)も違います。見ての通りCAWの方が太く短い(=フレームが細くスマート)です。

実銃のハンマーです。CAWに近く当然ローラーがついています。

シリンダーストップ、ハンド、トリガースプリングです。CAW(左)のシリンダーストップはスチール削り出しの1ピース構造ですが、HWS(右)のものは2枚を張り合わせて(2ピースで)構成されています。ハンドとトリガースプリングの形状も大きく違いますね。



あまりいい画像が見つけられませんでしたが実銃のモノです。当然ながらどれもCAWに近しいですね。


トリガー形状も全く違います。CAW(左)の方が幅広で曲線が強いですね。
この差によって、構えて引き金に指をかけた時の感覚が全く異なるものになります。

側面から見た実銃トリガーです。CAWと似ているのがよく分かります。


シリンダーです。CAW(左)のものはラチェットは勿論、角度をつけて(放射状に)取り付けられたニップルの再現も見事なものです。
HWS(右)は全くデタラメなラチェット形状で、ニップルも垂直に取り付けられています。ただ、一応これでも動作及び発火に関してはなんら問題はないので、遊戯銃としての仕事はしてくれます。


実銃です。このようなラチェット構造とすることで砂塵が入り込むことを防ぎ、角度をつけてニップルを取り付けることで雷管を取り付けやすく、かつハンマーが雷管を垂直に叩けるようにしているとのことです。

また、HWS(右)はなぜかローディングレバーの可動域が狭く、ランマー(突き棒)をシリンダーの薬室内まで進めることができません。
正直実際に装填をすることはないので困りはしないのですが、パーカッションリボルバーとしては非常に重要なアクションなので是非改善していただきたいですね。

実銃です。ちゃんと押し込めてます(当然)


最後にシリンダーを外した状態でフレーム内部を見てみます。CAW(上)はダイキャスト製インナーシャーシがキチッと組み込まれ強度向上に役立っているのが良くわかりますね。さらによく見ると、ランマ―の先端形状も全く異なり、CAWの方が凝った作りであることが分かります。


実銃の構造を見てもCAWの方が正確に再現しているとよくわかりますね。
・・・如何でしたでしょうか。もはや別銃じゃあないかと思うほどの差異があることがご理解頂けたかとおもいます。
正直なところCAWのニューモデルアーミーが凄すぎるだけで、決してHWSのものが(値段に比して)出来が悪いという話ではないとは信じています。(これでもCMCの金属モデルガンの頃に比べればはるかに進歩してるらしいですし・・・)
また、外見には表れないHWSの利点としてメーカーサポートがキチンとしており、万一壊れてもメーカー修理、予備パーツの入手が可能であるということがあります。遊戯銃として遊び倒すならこのメリットは他では代替ができないほど大きなものとなるのは、皆さんもご存じの通りです。(逆に言うと、CAWのサポートが全くアテに出来ないという話なのですが・・・)

さらに加えて言うならば、HWSの素晴らしさはそのラインナップの豊富さにもあります。カービンモデル、ショートモデル、ガスガン、カートリッジコンバージョンといった多様なニューモデルアーミーを世に送り出してくれたのは、マニア心をよく理解しているHWSの大きな功績の一つです。まァここ10年程再販されていないので実質絶版品ですが

さて、長々とお付き合いいただきありがとうございました。遊戯銃のニューモデルアーミーについて理解が深まったかと思います。どちらのメーカーにもそれぞれの持ち味がありますので、自分のスタイルに合わせて適宜コレクションに加えられるといいかと思います。
それではまた。
【過去に紹介した両メーカーの各種ニュー(オールド)モデルアーミーの記事はこちら】
・CAW製 レミントン ニューモデルアーミー
・CAW製 レミントン オールドモデルアーミー
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー アップグレード・モデル
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー ゲート付コンバージョン・モデル
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー コンバージョン・モデル
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー・リボルバー・カービン
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー・リボルバー・カービン モデルガンver
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー・リボルバー・カービン オールシルバー
【実銃のあれこれについてはこちら】
・レミントン M1858 New Model Army あれこれ
・南北戦争~開拓時代ごろの銃のサイズあれこれ
現状(樹脂製の)モデルガンを発売しているのはこの2社だけなので、今回の記事だけ押さえておけばモデルガンのニューモデルアーミーを「ある程度理解した」と言っても差し支えないでしょう。
最初に誤解なきよう申し上げておくと、この結果を以てどちらのメーカーの方が優れているかという話にしたいわけではありません。実銃からキチっと採寸したCAWの方が出来がいいのは当然で、そもそもHWSはCMC金型を引き継いで来ているので初めから勝負にならないのです。
ただ、ニューモデルアーミー・フリークを自称する身としてはどうしてもキッチリその差を検証し「ぶっちゃけ何が違うのかわからない」「言うて同じでしょ?w」という風潮を払拭していきたいと思うわけです(余計なお世話)
※以前CAW製のニューモデルアーミーを紹介した際にどれだけ完成度が高いかを纏めていますので、お時間のある方は先にそちらを読んでいただくとより理解が深まるかと思います。
それでは早速ですが比較していきましょう。ネットで拾った実銃写真も織り交ぜて説明させていただきますが、実銃も何十万丁と生産される中で形状に変化がみられるため、今回使用する画像のものが絶対というワケではございませんのでご了承ください。

まずは全景から、言うまでもありませんが上がCAW、下がHWSです。
正直もうすでにこの時点で雰囲気が違うんですが、まぁ興味のない方には同じに見えるでしょう。

こちらが実銃です。既にCAWの異常な完成度の高さが分かります。

バレルトップの刻印ですが、CAW(上)は完璧です。HWS(下)は1行目のパテント取得年こそ同じものの、2行目が“NEW MODEL ARMY PERCUSSION REVOLVER. ILION NEWYORK. U.S.A.”、三行目が“MANUFACTURED BY HARTFORD.CO.LTD”と全く異なり自社名が入っています。
リアリティはともかく、雰囲気を崩さず社名を入れようという心遣いは有難いですね。

実銃の刻印です。この“NEW-MODEL”こそが、本銃がニューモデルアーミーの代名詞となっている所以だと思うのですが、実際どうなんでしょう。




CAW(左)の方がハンマーが小ぶりでノーズが細長く、ゲートも凝った造形ですね。HWS(右)はハンマーが太く短く、ゲートも大雑把なただの切り欠きとなっています。
また、CAWのハンマー/トリガースクリューの先端がリベットのように丸まっているのが分かります。HWSのは完全に平坦な普通のネジのカタチです。
また、そもそもフレームの厚みが違います。CAWの方が細くスマートです。



こちらが実銃の写真です。ハンマーノーズが潰れてますが、ゲート形状と共にCAWに近しいことが一目でわかります。
また、スクリュー先端も丸く処理されてますね。

フレーム前部の曲面やローディングレバーの形状も違います。CAW(上)の方がエッジの効いた角部と流れるような曲面とのメリハリが効いていてスマートです。レバー固定ピン先端はここでも丸くなっています。
HWSはレバーの下端がフレームより外側に飛び出ており、ランマー収納部も太く全体的に半端に角ばってしまっているので野暮ったく見えてしまいます。

実銃です。CAWと同じように流麗なラインを描いていますね。


CAW(上)のグリップフレームには見事な造形で隙間なくダイキャストのインナーフレームが組み込まれており、強度の向上と重量増加に役立っています。
HWS(下)はHW材の一体成型ですが、時間経過とともにメイン・スプリングの圧力に負けてグリップフレームが歪んできます。グリップの面が合わないのもそれが原因であり、処置のしようがないので諦めてください。(保管時にスプリングを抜き取れば延命は可能です)

実銃です。CAWにそっくりですが、メインスプリングの分厚さがよくわかります。当時の雷管は信頼性が低く、確実な発火のためにはハンマーの打撃力を高めるしかなかったためで、こんなスプリングテンションではファニング(速射)など不可能だったでしょう。


グリップです。CAW(上)はスクリュー・カラー(ネジ受け)の連れ回り防止形状が良く再現されており、内側にはウエイト兼サブフレームが埋め込まれていてここでも重量増加に貢献しています。ただ、正直グリップに関しては多種多様なものが存在するのでHWS(下)のようなタイプも実在しています。
これに関しては特に甲乙はつけられないかなって感じですね。

参考までに実銃です。これはCAWと同タイプで、角(?)の角度まで瓜二つですね。


CAW(左)はフレーム下部がスマートな形状で、トリガーガードもシャープで隙間なくキチっと収まっています。HWS(左)はやや丸っこい上になぜかトリガーガード・スクリュの径が異様に大きいです。
またCAWはトリガーが太く、HWSは細長くなっています。
ちなみにHWSのトリガーガードはデフォルトだと亜鉛合金にメッキを施したものなのですが、流石に論外なのでちゃんとした真鍮製のモノに換装してあります。

実銃です。CAWと同様に、前方へ向かうにつれ絞られていく細身のフレームとシャープなトリガーガードとなっており、トリガー幅がありますね。

トリガーガードのみを比較してみました。フレームに掛ける爪の部分がCAW(左)は四角く、HWS(右)では丸くなっています。

実銃です。ちゃんと四角いですね。爪の部分の検定印(?)は流石のCAWでも再現されていません。(参考にした個体になかったのかもしれませんが・・・)

トリガーガードを外したところです。CAW(左)はこの部分にもダイキャストのインナーシャーシを採用しています。
フレーム幅の差も一目瞭然ですね。

内部パーツ一式です。CAWが左、HWSが右になります。

ハンマーも全く形状が違いますが、最も大きな違いとしてHWS(右)にはそもそもハンマースプリングとかみ合う後端のハンマーローラーが再現されていません
正直動作に問題はないのですが、なぜオミットされているのかは謎です。
また、フレームの厚みが違うので当然ハンマー・スクリューの長さ(ついでに径)も違います。見ての通りCAWの方が太く短い(=フレームが細くスマート)です。

実銃のハンマーです。CAWに近く当然ローラーがついています。

シリンダーストップ、ハンド、トリガースプリングです。CAW(左)のシリンダーストップはスチール削り出しの1ピース構造ですが、HWS(右)のものは2枚を張り合わせて(2ピースで)構成されています。ハンドとトリガースプリングの形状も大きく違いますね。



あまりいい画像が見つけられませんでしたが実銃のモノです。当然ながらどれもCAWに近しいですね。


トリガー形状も全く違います。CAW(左)の方が幅広で曲線が強いですね。
この差によって、構えて引き金に指をかけた時の感覚が全く異なるものになります。

側面から見た実銃トリガーです。CAWと似ているのがよく分かります。


シリンダーです。CAW(左)のものはラチェットは勿論、角度をつけて(放射状に)取り付けられたニップルの再現も見事なものです。
HWS(右)は全くデタラメなラチェット形状で、ニップルも垂直に取り付けられています。ただ、一応これでも動作及び発火に関してはなんら問題はないので、遊戯銃としての仕事はしてくれます。


実銃です。このようなラチェット構造とすることで砂塵が入り込むことを防ぎ、角度をつけてニップルを取り付けることで雷管を取り付けやすく、かつハンマーが雷管を垂直に叩けるようにしているとのことです。

また、HWS(右)はなぜかローディングレバーの可動域が狭く、ランマー(突き棒)をシリンダーの薬室内まで進めることができません。
正直実際に装填をすることはないので困りはしないのですが、パーカッションリボルバーとしては非常に重要なアクションなので是非改善していただきたいですね。

実銃です。ちゃんと押し込めてます(当然)


最後にシリンダーを外した状態でフレーム内部を見てみます。CAW(上)はダイキャスト製インナーシャーシがキチッと組み込まれ強度向上に役立っているのが良くわかりますね。さらによく見ると、ランマ―の先端形状も全く異なり、CAWの方が凝った作りであることが分かります。


実銃の構造を見てもCAWの方が正確に再現しているとよくわかりますね。
・・・如何でしたでしょうか。もはや別銃じゃあないかと思うほどの差異があることがご理解頂けたかとおもいます。
正直なところCAWのニューモデルアーミーが凄すぎるだけで、決してHWSのものが(値段に比して)出来が悪いという話ではないとは信じています。(これでもCMCの金属モデルガンの頃に比べればはるかに進歩してるらしいですし・・・)
また、外見には表れないHWSの利点としてメーカーサポートがキチンとしており、万一壊れてもメーカー修理、予備パーツの入手が可能であるということがあります。遊戯銃として遊び倒すならこのメリットは他では代替ができないほど大きなものとなるのは、皆さんもご存じの通りです。(逆に言うと、CAWのサポートが全くアテに出来ないという話なのですが・・・)

さらに加えて言うならば、HWSの素晴らしさはそのラインナップの豊富さにもあります。カービンモデル、ショートモデル、ガスガン、カートリッジコンバージョンといった多様なニューモデルアーミーを世に送り出してくれたのは、マニア心をよく理解しているHWSの大きな功績の一つです。

さて、長々とお付き合いいただきありがとうございました。遊戯銃のニューモデルアーミーについて理解が深まったかと思います。どちらのメーカーにもそれぞれの持ち味がありますので、自分のスタイルに合わせて適宜コレクションに加えられるといいかと思います。
それではまた。
【過去に紹介した両メーカーの各種ニュー(オールド)モデルアーミーの記事はこちら】
・CAW製 レミントン ニューモデルアーミー
・CAW製 レミントン オールドモデルアーミー
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー アップグレード・モデル
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー ゲート付コンバージョン・モデル
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー コンバージョン・モデル
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー・リボルバー・カービン
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー・リボルバー・カービン モデルガンver
・HWS製 レミントン ニューモデルアーミー・リボルバー・カービン オールシルバー
【実銃のあれこれについてはこちら】
・レミントン M1858 New Model Army あれこれ
・南北戦争~開拓時代ごろの銃のサイズあれこれ