2021年10月30日

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド

気づけば10月も終わり、いよいよ年の瀬に近づいて参りました。

皆様いかがお過ごしでしょう。

今宵は前回、前々回に引き続き三連続となるオールドウェスト・S&Wリボルバーの紹介となります。

それがこちら、CAW製 S&W MODEL3 スコフィールドです。

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
(S&Wにおいて)MODEL3とは‟大型”拳銃という位置付けであり、その中でも複数のバリエーションがありますが、今回ご紹介する「スコフィールド・モデル」は.45口径のものとなります。

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
実銃寸法を完璧に再現したCAW製品のキチンとした作りは言うに及ばず、前所有者が綺麗なブルーイングを施してくれているので大変素晴らしい逸品となっています。

後述しますが非常に破損しやすい箇所があり、さらに金型が失われて再生産ができないので今となっては非常に貴重なモデルガンとなりますね。


CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド

本銃の魅力の一つであるトップブレイク機構も当然再現されています。
本銃はかの有名なコルトSAAとのトライアルに敗れ(?)米軍制式採用には至りませんでしたが、この迅速な排莢/装填は当時としても大変魅力的なものだったらしく、西部では無法者や保安官に愛用されることも多かったとされます。


CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
唯一実銃と違う箇所であるといっても過言ではない刻印部分。本来は不自然に空いたスペースに「SMITH & WESSON SPRINGFILD」と入るのですが、直接S&W社と交渉をするもNGを出されてしまったためこのようなカタチになっているようです。

ただ、嘘か誠かその際に参考としてサンプル品を送ったところS&W社から「大変よくできている!!」とのコメントを頂いたとのことで、(世辞が多少あったにしても)本モデルガンはかなりの完成度だと言えるのではないでしょうか。


CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
本モデルの異常な完成度の筆頭として語られることの多い0.1㎜の隙間も生じないキッチリ嵌ったサイドプレート。これはブルーイングされており色味が違うのでまだ分かりますが、新品の状態だとまさか別パーツとは思えないでしょう。



CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
リアサイトを兼ねたラッチと、フレームからフロントサイトまで続くバレルのリブも大変シャープに造形されており、精悍かつスマートな印象を受けます。


CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
本銃唯一かつ最大にして最も致命的な欠点が、グリップフレームの脆弱性です。
(CAWには良くあることですが)実銃と同じテンションのとても強いハンマースプリングが組み込まれており、HW材のグリップフレームが耐え切れず破断してしまうのです。HW材なので補修のしようがほとんどなく、且つSAAと違いフレームが全て一体となっているためそこだけ交換するということもできません。
自分のモノも入手した時点でフレームが歪み始めていました。(グリップとフレームラインが合っておらず、不自然に飛び出ているのが分かります。)


CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
なので、実銃に近いフィーリングは捨て、延命措置として弱いスプリングに換装してしまいました。都合よく使える同寸法のハンマースプリングを探し出すのに少し苦労しましたが、これだけで‟自壊しないスコフィールド”になるのなら計り知れない価値があります。
加えて、木製のインナーシャーシも自作して激発の衝撃を木部全体で受けることで、フレームに掛かる負荷を少しでも軽減しようという野心的な構造にしてあります。
正直これは効果があるか知りませんが・・・

なお、本銃で反省したのか後に出てきたニューモデルアーミーでは、グリップフレーム内にキチっとしたダイキャスト製のインナーシャーシが組み込まれて自壊の可能性がかなり低減されています。それでも過剰としか言いようのない実銃準拠のスプリングが組み込まれていますが


CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド

CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
最後に、これまでに集めたオールドウェスト・S&Wリボルバーを並べてみます。
MODEL2、およびセイフティ・ハンマーレスが如何にコンパクトで、逆にMODEL3が力強いスタイルかよく分かりますね。

少なくとも日本の遊戯銃業界ではコルトばかりが持て囃される傾向にありますが(ド偏見)、個人的にはレミントンやS&Wの方が遥かに好みなので、こうやって揃えることができるのは大変喜ばしいことだと思います。



CAW製 S&W MODEL3 スコフィールド
さて、如何でしたでしょうか。古いS&Wリボルバーの魅力が伝わったなら嬉しいところです。

実は中折れ式のリボルバー自体が好きなので、今後も積極的に蒐集を重ねていけたらと思います。

それでは。今回はこの辺で。


【今回比較で登場したS&Wリボルバーの紹介記事】
Pocket’s Gunsmithing製 S&W .32 セイフティ・ハンマーレス “バイシクル・モデル”
マルシン製 S&W MODEL 2 ARMY ニッケルシルバーモデル





同じカテゴリー(モデルガン)の記事画像
Jon & Maggy Factory製 M1917用ショルダーホルスター
HWS製 スタール・アーミー・リボルバー
HWS製 コルト テキサス・パターソン
マルシン製 エンフィールドNo.2Mk1 ウェブリーMkⅠ(?)風カスタム
個人製作 古式銃用 プレゼンテーションボックス
3Dプリンタ製 ウェブリー=フォスベリー オートマチック・リボルバー (無可動)
同じカテゴリー(モデルガン)の記事
 Jon & Maggy Factory製 M1917用ショルダーホルスター (2022-10-22 12:00)
 HWS製 スタール・アーミー・リボルバー (2022-01-30 21:10)
 HWS製 コルト テキサス・パターソン (2022-01-29 21:15)
 マルシン製 エンフィールドNo.2Mk1 ウェブリーMkⅠ(?)風カスタム (2022-01-03 13:00)
 個人製作 古式銃用 プレゼンテーションボックス (2021-12-30 20:30)
 3Dプリンタ製 ウェブリー=フォスベリー オートマチック・リボルバー (無可動) (2021-12-26 19:45)

Posted by 棒人間 at 20:45│Comments(2)モデルガン拳銃
この記事へのコメント
破損防止に代用されたメインスプリングは、どの銃の物を流用されたのか教えてもらえないでしょうか?宜しくお願い致します。
Posted by toshizou at 2023年07月02日 09:46
返信遅くなってしまい大変申し訳ございません。
自分が使用したものはタナカ製M1917のハンマースプリングになります。(≒Nフレームリボルバーのものならまぁ合うんだと思います。)
Posted by 棒人間棒人間 at 2023年07月16日 00:22
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。