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Posted by ミリタリーブログ at

2022年11月13日

タナカ製 FN ブローニング・ハイパワー Mk.Ⅲ

さて、三週連続となりますが今回も超傑作自動拳銃FNハイパワーのご紹介です。

こちら、タナカ製 FN ブローニング・ハイパワー Mk.Ⅲです。










Mk.Ⅲは1989年に改良/発売されたモデルで、簡単に言ってしまえばモダナイズされたハイパワーです。(それでももう今から30年以上前なんですね・・・。)
セイフティが両側から操作できるようアンビになっていたり、エキストラクターがスライド側面に露出するようになったり、スパーハンマーになっていたり、内部諸々の改良が加えられたりとかなり印象が異なって見えます。

また、この個体は前オーナーがキャロムのブルースチール(多分)で塗装しておりギラついた青色になってます。勿論バッチリ決まったブルーイングには敵わないと思いますが、HW材そのままより遥かにお洒落に見えるので中々お気に入りです。


フロント/リアサイトなんかはホワイトラインが入っていて大変イマドキですね。シンプルに見やすいです。


また、お気づきかと思いますがタナカのMk.Ⅲはチャンバー、アウターバレルにシルバーメッキが施されており大変お洒落です。
こういうアクセントも似合ってしまうのがハイパワーという鉄砲の魅力です。


ハイパワーMk.Ⅲ(多分)の出てくる映画と言えば皆さんご存じ傑作アクション・コメディ映画、「ビバリーヒルズ・コップ」ですね。
エディ・マーフィ演じる主人公のアクセル・フォーリー刑事が愛銃として用いています。
ジーンズに直差ししておいて、さっと構えるのが何故かスマートでお洒落に見えるんですよね。


時代の流れを感じるために以前紹介したミリタリー・モデルと並べてみます。







ミリタリー・モデルが完成してからMk.Ⅲが発売されるまで実に半世紀の時が流れていると考えると、感慨深いものがあります(?)


そし最後に、これまで紹介した3丁が揃った写真がコチラ







本当にブローニングハイパワーは素晴らしい自動拳銃ですね。
究極のオートマチック拳銃として、M1911とともに後世に語り継がれることでしょう。

(結局どっちも神に等しいジョン・ブローニングが生み出したものですが・・・。)


さてさて、思いのほか長くなってしまったので今回はこの辺で。
皆さんも良いハイパワー・ライフを


【ビジランティ・モデルの記事はコチラ
【ミリタリー・モデルの記事はコチラ】  


Posted by 棒人間 at 19:35Comments(0)拳銃エアガン

2022年11月05日

タナカ製 FN ブローニング・ハイパワー M1935 ミリタリー

皆さんこんばんは。

先週ブローニングHPの素晴らしさを説いたので、本日は引き続きハイパワー系列の紹介になります。

こちら、タナカ製 FN ブローニング・ハイパワー M1935 ミリタリー・モデルです。




ミリタリー・モデルはその名の通り軍用モデルで、もっというとベルギー軍にM1935という名で制式採用されたものの通称です。時代を感じるタンジェントサイトが大きな特徴となっています。
(ブローバックするスライド上に載っていても使いにくいと思うんですが、意外と問題ないんでしょうか・・・?)












もはや多くを説明するでもないでしょう。武骨で実用的な、いつ見てもほれぼれする軍用拳銃です。

本来はグリップフレーム後端にストックを取り付けるための溝が設けられているのですが、自分が入手したこの個体にはついていません。
理由は不明ですが前のオーナーが民間モデルのフレームと交換したようです。


【参考】実銃の写真です。当時の軍用自動拳銃はストックをつけて疑似カービンにする運用が流行って(?)いました。

タナカがハイパワーのガスガン/モデルガンをICモデルで新規製作すると噂が流れてからもうずいぶん経った気がしますが、残念ながらその後の話はなしのつぶてですね。そもそも告知までされても本当に発売する保証がないのが遊戯銃業界というものです。
具体的には何もしませんがタナカには是非根性を見せてほしいと思います。

それでは、簡単ですが今回はこの辺で。
ありがとうございました。


【前回のビジランティ・モデルの記事はコチラ
  


Posted by 棒人間 at 19:35Comments(0)拳銃エアガン

2022年10月29日

タナカ製 FN ブローニング・ハイパワー ビジランティ スチールフィニッシュ

皆さんこんばんは。

あっという間に10月も終わろうとしています。突然寒くなるしもう気候は滅茶苦茶ですが、いかがお過ごしでしょう。

さて、そんなワケで(相関なし)今回は久しぶりのオートマチック拳銃にして、今現在私が最も好きな一丁を紹介させていただきます。

こちら、タナカ製 FN ブローニング・ハイパワー ビジランティです。


かの有名なジョン・ブローニングがFN社の依頼を受け生前最後に設計した自動拳銃で、ブローニングの死後に同社の技師が改良し完成させた超傑作拳銃として名高い伝説のモデルです。
完成当時(1934年)ほぼ唯一の複列弾倉による装弾数13発という破格の性能(ハイパワーの由来)に加え、非常に高い信頼性や優れた合理的な設計から今なお現役で使われているなどまさに史上最高の自動拳銃の一つと言っても過言ではないでしょう。

また、本銃が9㎜パラベラム弾を使用していたことから、世界各国で採用されると共に同弾薬のニーズが高まり、結果として現在最も広く使用される弾薬となった要因だとされています。










直線と曲面が芸術的に組み合わさったスマートかつ武骨なフォルムに、一部の無駄がない美しい設計で本当に惚れ惚れしてしまいます。スチールフィニッシュとの相性も抜群です。
近年は拳銃もニーズに合わせて諸々カスタマイズするのが主流なのでしょうが、本銃に関してはこのカタチが一にして全であり、100点満点なので一切手を加える必要がありません。


長寿傑作製品に良くある話で多くの派生、改良型があるのですが、こちらは完成当時(1930年代)の民間モデルとなっているようです。
(タナカが名付けているビジランティは直訳すると”自警団”くらいの意味合いになりますが、何か元ネタでもあるんでしょうか・・・。)

前述の通り伝説の自動拳銃なので数多くの作品に登場してはいますが、この民間モデル(多分)が出てくる作品を敢えて一つ挙げるとすれば、言わずと知れた香港ノワールの立役者、伝説の傑作映画である「男たちの挽歌(英雄本色 英題:A Better Tomorrow)」ですね。






チョウ・ユンファ演じるマークがM92Fとの二丁拳銃で撃ちまくる(ただしシーンによって銃が入れ替わったりもする)わけですが、まぁとにかく作品自体が男の教科書みたいなものなので最高です。(依怙贔屓)
本当に素晴らしい映画ですので、古い映画と侮らず、騙されたと思ってのご視聴をオススメさせて頂きます。


また、近年ではスプリングフィールド社がコピー改良モデルであるSA-35なる拳銃を発売したらしく、その基本設計が今なお優れていることを証明してくれています。




よく見なくても完全にハイパワーの血統ですね。。。


さて、本ブログ恒例ではありますが、ハイパワーが如何にスマートであるかを分かりやすくするために、皆さん大好きコルトM1911A1(WA製ガスガン)と比較してみます。














使用弾薬が違う(ハイパワーの9mmに対してM1911は45口径(≒11.4mm))とはいえ、ハイパワーの方が一回り近くコンパクトでいかに合理的にまとまったフォルムであるかが分かります。
これでいて装弾数は2倍近く多いのだから、いかに当時革新的な自動拳銃であったかが伺い知れますね。



【参考】左が9㎜パラべラム、右が45ACPです。いざ並べてみるとその違いがよく分かります。

実のところ昔は自動拳銃にはあまり興味がなかったのですが、このハイパワーを手に入れてからというものお洒落な傑作拳銃の魅力にぞっこん参ってしまいました。
今では一番手元に置いておきたい一丁となっており、常に自室の手の届くところに置いてある始末です。

実はバリエーションの違うハイパワーも存在するのですが、そちらについてはまたおいおい本ブログで紹介できればと思います。

それでは、長くなってしまいましたが今回はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。  


Posted by 棒人間 at 20:30Comments(0)拳銃エアガン

2022年10月22日

Jon & Maggy Factory製 M1917用ショルダーホルスター

皆さんお久しぶりです。

自分でもびっくりするくらい期間が開いてしまいましたがこのブログの事を思い出したので、
久々にコレクションの紹介記事を書きたいと思います。(唐突)

今回は男ならだれもが憧れる革製品です。

こちら、Jon & Maggy Factory(https://twitter.com/jon_maggy?s=20)様製、M1917用ショルダーホルスターになります。






Jon & Maggy Factory様には以前ガンベルトを制作いただいており、その素晴らしい出来にすっかり感激してしまったので、長年欲しいと思っていたM1917用のショルダーホルスターを今回新たに製作して頂いたというワケです。






当然ながら左利き用です。世の中のホルスターは9割9分右利き用なので、オーダーメイドで理想通り仕上げて頂けるのは本当にありがたいです。





モチーフにして頂いたのはサイコブレイクというゲームの主人公であるカステヤノス刑事がつけているショルダーホルスターです。
ゲーム特有のよくわからないスタイルですが、製作にあたって違和感のないよう見事に厳ついホルスターに仕上げて頂きました。




如何でしょう?完全にホラーゲームの登場人物のような格好になっています。(自画自賛)





また、本作はホルスター部分を交換して背面に吊革を追加することで重装サスペンダーのように運用することができます。
正直ここまでは考えもしなかったしそもそもオーダーしていなかったのですが、作者様のご厚意でわざわざ追加パーツを作成していただきました。

一粒で二度おいしいとはまさにこのことで、大変格好良いので感無量です。

ショルダーホルスターはいつの時代も男のロマンであり、一つは持っておきたいところですね。


実のところまだまだ紹介したいモノがあるので、また気が向いたらぼちぼち更新を進めていこうと思います。
皆様の暇つぶしにでもなれば幸いです。

それでは、またお会いしましょう。


【今回のホルスターに収めているM1917 4inchモデルの記事はコチラ

【以前Jon & Maggy Factory様に製作頂いたガンベルトの記事はコチラ】  


Posted by 棒人間 at 12:00Comments(0)モデルガン拳銃エアガン革製品

2022年01月30日

HWS製 スタール・アーミー・リボルバー

皆さんこんばんは

本日は貴重、というより遊戯銃では唯一モデルアップされているダブルアクション・パーカッションリボルバーを紹介させて頂きます。

我らがHWS社より発売されている、スタール・アーミー・リボルバーです。








上手く説明できませんが、黎明期のDAリボルバーとして全体的にメカメカしい雰囲気と渋さがあります。人によっては珍妙に見えるかもしれませんが、この武骨さが個人的にはたまらないポイントです。


実銃同様にフレーム後端のテイクダウン・スクリュを外すだけで簡単にシリンダーを取り外せます。


独特なラチェット形状もしっかり再現されているようです。
コルトやレミントンのシリンダーストップに慣れていると、この菱形のノッチは中々新鮮ですね。

さて、ダブルアクションリボルバーとは銘打っているものの、実はこのスタールアーミー、皆さんがよく知る現代のDAリボルバーとは大きく機構が異なります。




HWS社の公式HP及び取説から説明を借用してきました。

早い話が「シングル/ダブルの両動作ができる」というより、「シングルアクションかダブルアクションのどちらかを選択して撃ち分けれる」程度の機構であり、セフティSPの位置が物理的にセカンダリー・トリガーに作用するか否かで別れているだけの話なのです。




とはいえ無理に機構を詰め込んで繊細過ぎる銃になるよりは、このくらいシンプルな方が信頼性は高かったのかもしれません。


尚、注意点として本銃は他のリボルバーのように親指をスパーにかけてハンマーコックをしようとすると破損してしまうという非常に変わった(危険な)特徴があります。ハンマーはあくまでトリガーを引くことでのみコックできるというわけです。(一応、途中まで起こしてしまえば残りを指で操作することも可能ですが、煩雑なだけでわざわざそんなことをする意味は薄いでしょう・・・)

強度を落とした遊戯銃ということもあり一層操作には注意が必要ですね。まぁ、それだけ実銃の機構をよく再現している証左とも言えると思います。


【余談】
いまさら言うまでもありませんが、本銃が出てくる西部劇と言えばクリント・イーストウッドが‟最後の西部劇”と位置付けた「許されざる者」でしょう。

まぁ言うほどこの銃が活躍するわけではありませんが・・・

皆さんもウィリアム・マニーのような気分に浸りたい時(???)は本銃を手元に用意してみるのもいいかもしれません。

以前の記事などでも行ったかと思いますが、こういった映画に出てくるコアな銃をモデルガンとして実際に手に出来るのは本当に素晴らしいことだと思います。
(尤もパーカッションリボルバーならば実は登録証付き古式銃で(桁違いの価格で)流通しているので、大富豪であれば実銃を蒐集出来ますが……)
今後ともHWSの製品にはお世話になろうと思います。

そんなわけで、今回は貴重なダブルアクション・パーカッションリボルバーの紹介でした。

それでは。  


Posted by 棒人間 at 21:10Comments(0)モデルガン拳銃

2022年01月29日

HWS製 コルト テキサス・パターソン

こんばんは。

気づけば1月も終わりに差し掛かっています。皆様いかがお過ごしでしょう。

本日はHWSが発売した歴史的な一丁、コルト テキサス・パターソンをご紹介します。

本銃は「古式銃レプリカモデルガンシリーズ」というHWSのコアなラインナップの第一弾にあたるもので、発表から発売まで10年以上を費やしたモデルだそうです。(10年も待ったフリークは凄いですね・・・)








実銃のパターソンは(商業的には成功しなかったものの)銃器史上初の量産リボルバー(1836年)として歴史に名を残しています。いくつかの種類が存在しましたが、今回HWSがモデルアップしたのはテキサス・モデルと呼ばれる36口径5連発の7 1/2インチモデルで、内部機構までキチっと再現されています。(今回は面倒なのでそこまで紹介しませんが。)
気になる方はぜひ購入してみてください。


バレルトップのクラシカルな刻印もキッチリ再現されています。ブルーイング時に刻印が消えないようにする配慮なのか知りませんが、最初から研磨処理された上で刻印が打たれており、粋な心遣いだと思います。




後年のモデルと違いゲート部分の切り欠きが無く、雷管を取り付ける射撃準備をするためには一旦シリンダーを取り外して作業を行う必要があります。
ただ、この時点ですでに後年のコルト・リボルバーの分解の特徴がほぼ完成していることがわかりますね。




本銃の大きな特徴のひとつである、ハンマーを起こすとトリガーが飛び出してくる‟シース・トリガー・システム”も当然再現されています。なぜわざわざトリガーを格納する若干手間のかかるシステムにしたのかは不明ですが、いつか調べてみたいと思います。(ご存じの方いらっしゃいましたらご教授ください)


また、別売でこんな彫刻シリンダーも制作されていました。まぁ好みの問題でしょうがこういったオプションはありがたいですね。






最後に、せっかくなので誰もがご存じ51 ネイビー(CAW製)と並べてみました。コルトリボルバーの血統が良く分かり、大変勉強になります。
51ネイビーが如何に洗練された設計か改めて理解できますね。


我らがHWSは本当に素晴らしい銃をいつも制作してくれるのでありがたいです。テキサス・パターソンが遊戯銃で出るなんて昔の人々は想像もしなかったんじゃあないでしょうか。(まぁ最近再販されないので今は普通に絶版品ですが)

そんなワケで、回転式拳銃として歴史的な一丁の紹介でした。

それでは  


Posted by 棒人間 at 21:15Comments(0)モデルガン拳銃

2022年01月03日

マルシン製 エンフィールドNo.2Mk1 ウェブリーMkⅠ(?)風カスタム

皆様、あけましておめでとうございます。

飽き性の自分にしてはかなり珍しく、半年以上ブログを続けることができました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さてさて、新年最初の記事となりますが、本日は大英帝国の中折れ式リボルバー、それも作者不明のカスタム品の紹介となります。

こちら、エンフィールドNo.2 Mk1改ウェブリーMkⅠ風(?)カスタムです。








一体どれだけの情熱があればここまでの逸品を完成させられるのでしょう・・・

パテ盛り研磨によるバレル周りの造形やヘアラインの再現はまだしも、本来ABS一発成形でフレームと一体になったグリップフレームがバーズヘッド形状に“修正”されています。

まったくもって雰囲気が別物の銃へと豹変しており、かなりの手間がかかってるんじゃないかと推測されます。(自分なら頼まれたってこんな加工したくないですが・・・。)






皆さんよくご存じのエンフィールド拳銃(通常HWモデル)と比較してみます。メインフレームの狂気に満ちた改造がよくわかりますね・・・。

ABS材は「軽い」「安っぽい」といった理由から最近は売れないようですが、こういった加工が可能で破損時のリカバリーが利き、キチンと磨けば味のある艶が出る利点もありますので自分は結構好きです。というかいくら重さという利点があっても割れたら終わりのHW材が脆弱すぎる気がします。遊戯銃でしか使われないので専用接着剤なども開発されないのも苦しいところですね・・・。


最後に、以前紹介したブリティッシュ・ブルドッグと並べた一枚を。日本の遊戯銃じゃ貴重なウェブリーの血統(?)が手元にあるのは感無量です。


とまあそんなわけで、世の中にはこんな執念にあふれたカスタム銃も存在するんだというお話でした。

今年も一年、軍拡を進めてコレクションの紹介に努めたいと思いますので、お付き合いいただけますと幸いです。

それではまたお会いしましょう。  


Posted by 棒人間 at 13:00Comments(0)モデルガン拳銃

2021年12月30日

個人製作 古式銃用 プレゼンテーションボックス

皆さんこんばんは。
完全に年の瀬となりましたので、今回が今年最後の記事となります。

そんな大トリを務めるに値する、多くの古式銃コレクターが憧れ、また私自身も長年追い求めていたアイテムを紹介させていただきます。

こちら、古式銃用プレゼンテーションボックスです。




ブラックウォールナットを贅沢に使い、当時に近いワインレッドの起毛生地が使用され、さらに細部までこだわって職人技で再現された内装となっております。
まさに究極のケースと言っても過言ではないでしょう。



鍵は真鍮製の実物(アンティーク)で勿論施錠可能です。

外付けではなく内蔵式の錠というところが大変素晴らしいですね。精巧な作りであると同時に気品が感じられます。


また、この究極のケースに相応しいパーカッションリボルバーの属品も揃えておきました。
まずは44口径の紙製薬莢です。南北戦争の時代からこのように、火薬と弾頭を紙で一体化した弾薬がメーカーにより生産され広く使用されていました。このレプリカは弾薬のみならずその外箱まで綺麗に制作されていて大変素晴らしいですね。




続いてパウダーフラスコ、ブレットモールドおよび雷管ケースです。パーカッション式の銃と言えばこれらを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
意外と実物は流れてこないので困るところですが、フラスコとモールドは樹脂で出来たレプリカとなります。そのため下手に内装に傷をつけないので、安心して収めておけます。
雷管ケース及び雷管はCAWのものです。ちゃんとレミントンの品が再現されています。

さて、ここまで揃ったのなら後は(出来の良い)モデルガンを収めるだけですね。
勿論今回使用するのは完成度では他の追随を許さないCAW製 レミントン ニューモデルアーミーです。



如何ですかこの素晴らしい景観。

日本でここまでのコレクションを完成させることができるなんて夢にも思っていませんでした。
古式銃に限らず銃というものは、このように属品も揃えてディスプレイすることでより魅力を引き出せるのだと思います。


最後に、参考までに実銃とそのプレゼンテーションボックスの写真を載せておきます。比較すれば今回のコレクションが如何に異常な完成度を誇っているかご理解いただけるでしょう。





如何ですか?細かいデザインの差異はあれど、雰囲気は全く同じと言っても差し支えないと思います。


今回のコレクションでニューモデルアーミー・フリークとしての長年の夢の一つを叶えることができました。本当にいい時代になったものです。
来年もこのような素晴らしい蒐集が続けられるよう精進していきたいと思います。


それでは皆さん、良いお年を。  


Posted by 棒人間 at 20:30Comments(0)モデルガン拳銃

2021年12月26日

3Dプリンタ製 ウェブリー=フォスベリー オートマチック・リボルバー (無可動)

皆さんお久しぶりです。
前回の投稿からすっかり間が開いて年末になってしまいました。
いかがお過ごしでしょう。

久々の更新となる今回は、時代の最先端科学(???)を活用し手に入れた銃をご紹介します。

こちら、ウェブリー=フォスベリー・セルフコッキング・オートマチック・リボルバーです。








名前の通り‟自動回転式拳銃”という実に奇怪な作動方式の伝説的銘銃ですね。
極々一部のオタク人々に熱烈な支持を得ているとされる本銃ですが、遊戯銃化など望むべくもないほどマイナーな銃でもあります。
しかし、本銃の3Dデータを諸々加工し、印刷し調整し組み立てて塗装を施すことでついに1/1スケールのモノを手に入れることができました。

積層痕を処理するのがあまりにも大変で諦めてしまいましたが、時間をかけて処理をすればより完成度が高くなるかと思います。













残念ながら無可動であり特徴的な作動を楽しむことはできませんが、まず何よりもこのカタチが手元に実在することに価値があるのではないかと考えます。そもそも遊戯銃(樹脂と亜鉛合金)で機構を再現しても自壊する代物になる気もしますが・・・

前述の通りオートマチック機構でシリンダーを回転させることで、SA方式のトリガープルとDA方式の速射性を両立させようという意欲的な設計ですが、残念ながらご存じの通り(存じなかった通り?)全く流行らず結果としては珍銃と言われるようになってしまいました。

本銃が主流となれなかった主な理由としては、汚れに脆弱な機構の複雑さとともに、あまりに巨大で重たく拳銃の範囲を逸脱していたからだとされています。比較のためにCAW製 S&W MODEL3 スコフィールド およびWA製 M1911A1 と並べてみましょう。




本当に規格外のサイズですね。特に軍隊ではこんなものを好き好んで携行したがる将兵はあまりいなかったことでしょう。
ただ、射撃精度は良かったらしく射撃競技では愛用する選手もいたようです。


さて、如何でしたでしょうか。3Dプリンタの無限の可能性を感じることができたかと思います(???)
自分としても初めての試みでしたが、思いのほか上手くいった気がするので時間と資金に余裕が出来たらまた別のマイナー銃の作成にもチャレンジしてみたいと考えています。
皆さんも是非挑戦してみては如何でしょう(無責任)

それでは、今回はこの辺で。  


Posted by 棒人間 at 19:45Comments(0)モデルガン拳銃

2021年11月14日

CAW製 コルト M1848 ベビードラグーン

こんばんは。

今回はクオリティに定評のあるCAWの小型拳銃、M1848 ベビードラグーン を紹介します。








その名の通りコルト・ドラグーンをスケールダウンした31口径5連発のポケット・ピストルとして当時人気を博した小型拳銃で、CAWは最後期型と呼ばれるランマーレスのものを3inch及び4inchの2種モデルアップしています。
(当時の銃の口径と扱いについては以前記事にしたこちらをご参照ください)

スクエア・トリガーガードにドラグーンの系譜を感じることができますが、バレル周りはむしろテキサス・パターソンに近いですね。


トリガーガードとバックストラップは真鍮製なのですが、前所有者がニッケルメッキをかけてくれています。実際当時のコルトの拳銃も民間向けモデルはこの部分に銀メッキを施していましたが、真鍮に直掛けの上に塗金技術が未熟だったためすぐ剥がれてしまい、現存しているものは少ないようです。
逆に黒染めのモノはロンドン・モデル(英国輸出用?)と呼ばれていますね。




また、当モデルは発火を前提としない完全ダミーモデルと位置付けられており、ダミー弾頭と一緒に非常に完成度の高い銅製ダミー雷管が付属します。
やはりパーカッション・リボルバーは雷管を取り付けるとぐっと引き締まって見えますね。


本当はドラグーンと比較するべきなのでしょうが、持っていないので同社の51 ネイビーと並べてお茶を濁すことにします。36口径と比較しても如何にコンパクトにまとまっているかが良くわかりますね。

実銃は幅広い層に使われ大量に生産されたパーカッションリボルバーのポケットモデルですが、遊戯銃としてはCAWが本銃及び49ポケットをモデルアップしているにすぎず、皆さんには馴染みがないかもしれません。しかしいざ手にしてみると中々使い勝手が良さそうで、当時の人々が買い求めたのも理解できる気がします。

コンパクトなので嵩張らず、保管場所をあまり取らないのも有難いですね。価格は一丁前ですが


それでは、今回はこの辺で  


Posted by 棒人間 at 18:30Comments(0)モデルガン拳銃