2022年10月29日
タナカ製 FN ブローニング・ハイパワー ビジランティ スチールフィニッシュ
皆さんこんばんは。
あっという間に10月も終わろうとしています。突然寒くなるしもう気候は滅茶苦茶ですが、いかがお過ごしでしょう。
さて、そんなワケで(相関なし)今回は久しぶりのオートマチック拳銃にして、今現在私が最も好きな一丁を紹介させていただきます。
こちら、タナカ製 FN ブローニング・ハイパワー ビジランティです。
かの有名なジョン・ブローニングがFN社の依頼を受け生前最後に設計した自動拳銃で、ブローニングの死後に同社の技師が改良し完成させた超傑作拳銃として名高い伝説のモデルです。
完成当時(1934年)ほぼ唯一の複列弾倉による装弾数13発という破格の性能(ハイパワーの由来)に加え、非常に高い信頼性や優れた合理的な設計から今なお現役で使われているなどまさに史上最高の自動拳銃の一つと言っても過言ではないでしょう。
また、本銃が9㎜パラベラム弾を使用していたことから、世界各国で採用されると共に同弾薬のニーズが高まり、結果として現在最も広く使用される弾薬となった要因だとされています。
直線と曲面が芸術的に組み合わさったスマートかつ武骨なフォルムに、一部の無駄がない美しい設計で本当に惚れ惚れしてしまいます。スチールフィニッシュとの相性も抜群です。
近年は拳銃もニーズに合わせて諸々カスタマイズするのが主流なのでしょうが、本銃に関してはこのカタチが一にして全であり、100点満点なので一切手を加える必要がありません。
長寿傑作製品に良くある話で多くの派生、改良型があるのですが、こちらは完成当時(1930年代)の民間モデルとなっているようです。
(タナカが名付けているビジランティは直訳すると”自警団”くらいの意味合いになりますが、何か元ネタでもあるんでしょうか・・・。)
前述の通り伝説の自動拳銃なので数多くの作品に登場してはいますが、この民間モデル(多分)が出てくる作品を敢えて一つ挙げるとすれば、言わずと知れた香港ノワールの立役者、伝説の傑作映画である「男たちの挽歌(英雄本色 英題:A Better Tomorrow)」ですね。
チョウ・ユンファ演じるマークがM92Fとの二丁拳銃で撃ちまくる(ただしシーンによって銃が入れ替わったりもする)わけですが、まぁとにかく作品自体が男の教科書みたいなものなので最高です。(依怙贔屓)
本当に素晴らしい映画ですので、古い映画と侮らず、騙されたと思ってのご視聴をオススメさせて頂きます。
また、近年ではスプリングフィールド社がコピー改良モデルであるSA-35なる拳銃を発売したらしく、その基本設計が今なお優れていることを証明してくれています。
よく見なくても完全にハイパワーの血統ですね。。。
さて、本ブログ恒例ではありますが、ハイパワーが如何にスマートであるかを分かりやすくするために、皆さん大好きコルトM1911A1(WA製ガスガン)と比較してみます。
使用弾薬が違う(ハイパワーの9mmに対してM1911は45口径(≒11.4mm))とはいえ、ハイパワーの方が一回り近くコンパクトでいかに合理的にまとまったフォルムであるかが分かります。
これでいて装弾数は2倍近く多いのだから、いかに当時革新的な自動拳銃であったかが伺い知れますね。
【参考】左が9㎜パラべラム、右が45ACPです。いざ並べてみるとその違いがよく分かります。
実のところ昔は自動拳銃にはあまり興味がなかったのですが、このハイパワーを手に入れてからというものお洒落な傑作拳銃の魅力にぞっこん参ってしまいました。
今では一番手元に置いておきたい一丁となっており、常に自室の手の届くところに置いてある始末です。
実はバリエーションの違うハイパワーも存在するのですが、そちらについてはまたおいおい本ブログで紹介できればと思います。
それでは、長くなってしまいましたが今回はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。
あっという間に10月も終わろうとしています。突然寒くなるしもう気候は滅茶苦茶ですが、いかがお過ごしでしょう。
さて、そんなワケで(相関なし)今回は久しぶりのオートマチック拳銃にして、今現在私が最も好きな一丁を紹介させていただきます。
こちら、タナカ製 FN ブローニング・ハイパワー ビジランティです。
かの有名なジョン・ブローニングがFN社の依頼を受け生前最後に設計した自動拳銃で、ブローニングの死後に同社の技師が改良し完成させた超傑作拳銃として名高い伝説のモデルです。
完成当時(1934年)ほぼ唯一の複列弾倉による装弾数13発という破格の性能(ハイパワーの由来)に加え、非常に高い信頼性や優れた合理的な設計から今なお現役で使われているなどまさに史上最高の自動拳銃の一つと言っても過言ではないでしょう。
また、本銃が9㎜パラベラム弾を使用していたことから、世界各国で採用されると共に同弾薬のニーズが高まり、結果として現在最も広く使用される弾薬となった要因だとされています。
直線と曲面が芸術的に組み合わさったスマートかつ武骨なフォルムに、一部の無駄がない美しい設計で本当に惚れ惚れしてしまいます。スチールフィニッシュとの相性も抜群です。
近年は拳銃もニーズに合わせて諸々カスタマイズするのが主流なのでしょうが、本銃に関してはこのカタチが一にして全であり、100点満点なので一切手を加える必要がありません。
長寿傑作製品に良くある話で多くの派生、改良型があるのですが、こちらは完成当時(1930年代)の民間モデルとなっているようです。
(タナカが名付けているビジランティは直訳すると”自警団”くらいの意味合いになりますが、何か元ネタでもあるんでしょうか・・・。)
前述の通り伝説の自動拳銃なので数多くの作品に登場してはいますが、この民間モデル(多分)が出てくる作品を敢えて一つ挙げるとすれば、言わずと知れた香港ノワールの立役者、伝説の傑作映画である「男たちの挽歌(英雄本色 英題:A Better Tomorrow)」ですね。
チョウ・ユンファ演じるマークがM92Fとの二丁拳銃で撃ちまくる(ただしシーンによって銃が入れ替わったりもする)わけですが、まぁとにかく作品自体が男の教科書みたいなものなので最高です。(依怙贔屓)
本当に素晴らしい映画ですので、古い映画と侮らず、騙されたと思ってのご視聴をオススメさせて頂きます。
また、近年ではスプリングフィールド社がコピー改良モデルであるSA-35なる拳銃を発売したらしく、その基本設計が今なお優れていることを証明してくれています。
よく見なくても完全にハイパワーの血統ですね。。。
さて、本ブログ恒例ではありますが、ハイパワーが如何にスマートであるかを分かりやすくするために、皆さん大好きコルトM1911A1(WA製ガスガン)と比較してみます。
使用弾薬が違う(ハイパワーの9mmに対してM1911は45口径(≒11.4mm))とはいえ、ハイパワーの方が一回り近くコンパクトでいかに合理的にまとまったフォルムであるかが分かります。
これでいて装弾数は2倍近く多いのだから、いかに当時革新的な自動拳銃であったかが伺い知れますね。
【参考】左が9㎜パラべラム、右が45ACPです。いざ並べてみるとその違いがよく分かります。
実のところ昔は自動拳銃にはあまり興味がなかったのですが、このハイパワーを手に入れてからというものお洒落な傑作拳銃の魅力にぞっこん参ってしまいました。
今では一番手元に置いておきたい一丁となっており、常に自室の手の届くところに置いてある始末です。
実はバリエーションの違うハイパワーも存在するのですが、そちらについてはまたおいおい本ブログで紹介できればと思います。
それでは、長くなってしまいましたが今回はこの辺で。
お付き合いいただきありがとうございました。